山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

小沢の不思議・よく云うよ

 日経新聞検証小沢マネー捜査(下)によると、赤坂、盛岡、仙台、・・・と1994年―2007年に陸山会が購入した不動産は計12件、総額10屋2千万円に上るそうだ。
よほど不動産が御好きなようで、購入した物件が全て政治活動の拠点あるいは秘書の寮として使われているわけではなさそうだ。
ところで、買ったお金がどうあろうと、買った物件が使われてなくて放置してあろうと、世の中にはもっと不思議な不動産の持ち方をしている向きはいくらでもあって、別に不思議に思わないんだが、その所有の形態が合点がいかない。
買った不動産は陸山会の金で買ったはずが、名義はすべて小沢氏個人だ。
言いわけに、陸山会は法人格がないただの政治団体なので不動産は所有できないので、小沢名義になっているが小澤氏には所有権の権利がないことを示す確認書を交わしているとの説明だ。
とりあえずは、小沢と小澤がどう違うのかがよく判らない。
この確認書にはなんら法的効力は無いと当の小沢氏が云っているように、名義が小沢である以上、今後相続などが有れば、小沢氏の親族名義に必ずなってしまいます。
これに異議・疑問を以て正す声が聞こえてこない。 なんと陸山会から個人への資金移動がいとも簡単に、無税でされてしまう。 丸8年も経てば、時効によりなんのお咎めもありません。
この様なことは、賤しくも一国を代表する政治家のすることではありません。即刻、個人名義を認め、陸山会から小沢への贈与とし、しかるべき贈与税を払い追徴にも応じ、さらに政治資金法に抵触しているのであれば立件逮捕も受け入れて貰わなくてはならないのは言うを待たない。
厳正な法の元、粛々と遵法を心がけて日々の社会活動を積み上げている我々に、これほどそのアホらしさを実感させるものはありません。これを許せばきっと国が乱れる。いや、もう乱れ始めている。