山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

鈴木照雄先生ご逝去を知る③

先生に頂いた幸いの②は、このゼミでの「プロテスタンテイズムと資本主義の精神」でのマックス・ウエーバーの近代社会の未来像を「化石化した無味乾燥な社会にと成り果てる」との予言が心にとまり、4年時、栗田真造教授の経営学ゼミでの卒業論文のテーマを、「経…

鈴木照雄先生ご逝去を知る②

①は、その学年の関門とやら。ドイツ語Ⅰ・Ⅱのうち一つは通つていないと3年にはなれないOUTと言うわけ。Ⅱはほって置いて、極力授業にも出席して習得に励みはしたが、試験の結果が出る前に落ちであることは明白な事実。そんな時、最後の手段として、担当教授に…

鈴木照雄先生ご逝去を知る①

かのギリシ哲学の権威・田中美知太郎先生の一の弟子といわれた鈴木照雄先生ご逝去を今、ブログ「哲学の森」を見て知りました。2008年5月9日とのこと。・・先生とのご縁は、神戸商科大学2年の教養ゼミでゼミ生としてご指導いただいたことが始まりです。大学に…

t東北の三大櫻を訪ねて⑭りんごと台風

芦野公園から弘前城にいたる道筋、両側に拡がるりんご園の見事さには目を奪われる。りんごも最近は品種改良と冷蔵設備が行き渡り、年中美味しくいただけるようになった。そういえばりんご園とともに、JAらしき大型の冷蔵倉庫もよく見かけた。日にも在来のり…

神戸高知県人土陽会小史・自分に表彰状

このホームページの本体・神戸高知県人土陽会は「大正から昭和初期のころ、郷土出身の先輩、弁護士浜宇津淳一郎先生が、神戸市会議員、兵庫県会議員、衆議院議員(原と改名)出馬時に当たり後援兼親睦団体として、高知県人同志会が結成されていて、不肖私も…

東北の三大桜を訪ねて⑬斜陽館を訪ねずして

20歳のおれならば多分バスを飛び降りていたことだろう。北へと向かう101号線の分岐。右へとれば「斜陽館」の表示あり。しかし、バスは非情にも左へと進む。せめて館の前を通り、一目だけでも斜陽館を見ておきたいとの、ささやかな願いは打ち消され、今…

東北の三大桜を訪ねて⑫ねぶた・岩木山・金木町

東北自動車道ー高速浪岡ICをおりて101号線を五所川原市に向かう。つきあたり、左右振り分けの道路の正面に「立ネブタの館」の大看板が見える。そうか、ここ青森といえばねぶただ。五所川原立ね ぶた祭りは「青森のねぶた」と「弘前のねぶた」と並ぶ青森三…

東北の三大桜を訪ねて⑪八甲田越え

桂月先生の遺徳を偲びつつ、奥入瀬を抜け、弘前城の桜を目指す途中、五所川原市の芦野公園の桜まつりに立ち寄る。道中、バスはあの八甲田山を越えるという。かの名高い「死の雪中行軍」・八甲田 越えである。私の中では、八甲田は八甲田山という単独の岳が聳…

閑話休題②土佐の盃ごと

ところで土佐にはさすがの酒仙・桂月先生も裸足でにげだすような、酒豪と逸話が民話にも残っているような土地柄。酒王・土佐鶴のテレビコマーシャルに山内家19代豊功(とよこと)氏が酒を酌み交わす場面で、盃がまるで手の一部でもあるような、華麗・優雅…

東北三大櫻を訪ねて⑩大町桂月

大町桂月・詩人、歌人、随筆家、評論家は、土佐国高知北門筋士族大町通の3男として明治2年(1869年)1月24日に生まれた。名は芳樹、雅号は桂浜月下漁師、月の名所桂浜に因み「桂月」と称した。・・「見よや見よみな月のみのかつら浜 海のおもよりいづる月か…

東北の三大桜を訪ねて⑨十和田湖畔・乙女の像

翌朝霙さえ降る悪天候の中、湖畔に佇む『乙女の像』へ。バスが乗りつけた提携お土産店の店内を通り抜けて湖畔にでて、波打ち際を進む。かなりの距離があって、この寒さの中、なかなかの苦行となっ た。遊歩道の行き着いた広場に、かの智恵子抄で有名な高村…

東北の三大櫻を訪ねて⑧十和田湖・津軽三味線

十和田湖畔・緑水館で一泊。外はかなりの吹き降りのようす。夕食バイキングを済ませる頃、館内放送で津軽三味線の演奏がホールであるとのアナウンス。これは聞き逃すべからずと、前列2列目の好位置を確保。現れたのは長身痩躯の20代イケメン。金木町である津軽…

東北の三大桜を訪ねて⑦十和田湖

中尊寺の結構を拝観しての最大の感想は、日本が黄金の国ジパングといわれた所以を実感したの一言に尽きましょう。藤原三代その後の武田黄金埋蔵金伝説にいたるまで、この国の金産出はもっぱら砂金によるものであったとか。それにしてもこの時代、かくも多量…

東京へいっちっち

9日東京へ出張。神戸市長田区の広大な遊休地を所有する企業の本社を訪ねること、今回で2度目となります。われわれ町場の不動産業者が仲介出来るようなレベルの話ではないのでですが、なぜか私は不思議と大企業相手の中規模の企業立地が多くて、あえて会社…

東北の三大櫻を訪ねて⑥中尊寺・金色堂

このツアーの魅力は今日の中尊寺・金色堂拝観でした。しかし後になって、東北ツアーの殆どに金色堂拝観が組まれていて、この後もツアーを利用する場合、何度もお参りすることになりそう。仙台の町には昭和41年11月20日全日本吹奏楽コンクール仙台大会に…

東北の三大櫻を訪ねて⑤厳美渓・中尊寺

この旅で往く先々で気づいたことの一つに、韓国・中国パワーの波がこの東北の地にも押し寄せていることである。このオニコウベホテルにしても、殆どの表示がハングル文字で明示してあり、一瞬韓国のホテルに泊まっているかのような錯覚におちいるところだっ…

東北の三大櫻を訪ねて④鬼首・鳴子エリア

一泊目の目的地は、鬼首(オニコウベ)温泉の「ホテル オニコウベ」。東北自動車道・古川ICを降りて47号線をひたすら北西に向けて走る。鳴子峡を渡り、鳴子温泉郷といわれる東北随一の源泉数を誇る一帯のうち、荒雄湖のどん詰まり、リゾートパーク・オニコウ…

東北の三大櫻を訪ねて③滝櫻より武者幟

見事に葉桜となった姿が飛び込んできた。小高い丘の中腹に位置する滝桜は、その威容は十分で、辺りをウロツク民草を見下ろして1000年以上はこの場所に屹立し続けて来た訳だ。この丘にやってくる道すがら、民家の庭先、山間に咲いていた紅下垂は全部が三春滝…

東北の三大櫻を訪ねて②三春滝櫻

ツアーから帰って東北6県の地図とあらためて睨めっこ。そして大変な勘違いに気がつきました。まず、郡山については、『さんよう喫茶⑤』で既出の親父の四郎兄が、津野のルーツを調査してゆくうちに、郡山駅西口に津野デパートなるものがあることを知り、わざ…

東北の三大櫻を訪ねて①三春の櫻青々と

今年は一念発起、東北の櫻を観に行こうと、その気に成ったのは、2月24日神戸新聞夕刊の大広告を目にしたことからか。3月3日にはもう申し込みの電話を取っていた。そもそも長期の団体ツアーに参加した経験は5-6年前に2泊3日の北海道ツアーに行ったぐらいで、…