山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

神戸元町・座屋(いざりや)会談

 当神戸高知県人土陽会は今年で創立80周年を迎えます。といえば、会は益々活況を呈しているかのように受け取られるが、内実は会員の高齢化でその運営たるや、大変な状況になりつつある。
そもそも今の3役。会長・常任理事・事務長の御三方は、今から10年前、公文名誉会長の後継として、それこそ高知丸の内高校同級生トリオというで、押し上げられた面々で、今年はや御年77歳。
この80周年の年を区切りに、次期会長人事が浮かび上がり、それと同時に執行三役の総入れ替えを断行せねばこの会の運営に支障を来たすのは目に見えている。
昨年から、次期会長の選考は、三役と名誉会長の間で、外部から招聘する案が浮かんだり、今の理事役員から選出する案などが出ていて、これと云う人に当たりを付けたりはしていたが、ことごとく、失敗に終わったとか。
勿論、小生には声の一つも掛からない。流石に、私に任せれば確実に自由気儘にされて会は必ず終わることを皆さんよくご理解のようだ。
といっても、誰かが引き受けなくてはと思い、私の推薦はプロフェッサー麻野と申し上げた。人品骨柄経歴人脈申し分ない松山大農学の名誉教授で、年はやはり77歳と高齢ながら、登山で鍛えられた足腰は矍鑠として、健脚そのもの。常に物事を正面にみすえられての発言あり。即決即断にて龍馬検定の最大の理解者であります。
その声もあってか、会長より打診を試みたが、なにお云うかあなたと同い年のものに会長が引き受けられるかと一蹴されたらしい。如何にも先生の云いそうなことだ。
そして、2月。差し迫った6月の総会に向けて、ここで会長人事を落着させねばとの名誉会長の決意から、19日御贔屓の土佐素材や・座屋にて麻野先生を含めて5人が密談となった。
名物の塩タタキを食って、どろめを啜り、土佐鶴・桂月で一献交わせば、ならぬ話もなるようには土佐のお家芸。めでたく手締めとなって、名誉会長も肩の荷を下ろされた。
実は、会長さんより、それを支える事務方の方がたいへんだが、この役割を山崎理事の同級生グループがお引き受けくださるとの確約があり、これで後10年は安泰となったぞね。