山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

釜本邦茂のお気楽

 釜本邦茂と言えば言わずと知れた日本を代表するサッカーの名ストライカ―であります。
メキシコ五輪での銅メダル獲得の立役者。敵陣に居座ってシュートを虎視眈々と狙う。
一旦足を振り抜けば如何な堅陣ゴールもぶち抜いてしまう。
味方にすればなんと心強いFWだ。
常々そんなイメージで釜本氏を見ていたが、どうやら全く違ったらしい。
かねてより時折新聞紙面に発表する記事が批評なのか自慢話なのか分からないことが良く有った。
その意見の、ご説の立ち位置がとてもサッカー界の重鎮が言っているとは信じがたい内容だ。
まるで人ごと。あんたが其れを言っちゃえるんですかと突っ込みを入れたくなる。
ひ弱なFWしか育て得なかった責任はあんたがたに有るんだろう。まずは自己反省に及び、こんなFWしか育て得なかって御免なさいから始めて下さいよ。
いまだ氏を上回るストライカーを持たない我々はそんなもんですかとご説ごもっとに聞くしか無かったことが腹が立つ。
その後の身の処し方からして、かなり変わり身の早く、イメージに似つかわしくないダークな面も見せながら、サッカー界に限って言っても、爽やかをモットーとすべきストライカーにあるまじき身の振る舞いが見える。
日本サッカー協会の役員一覧を見てのけぞった。
今迄大概この種の役員表を見てきたが、名誉副会長というポジションを見たのは初めてだ。
その功績が余りに大きい故に終身を名誉会長として居て下さいという意味の名誉会長は我がクラブにもあるが、元副会長に名誉と付いた事例をトント知らない。
ご本人が知ってか知らずか、名誉副会長という訳のわからないポジション・位置取り故に、前出のお気楽な言いたい放題を言ってまかり通っている。
今からでも遅くは有りません。名誉副会長なるむしろ汚名をかなぐり捨てて炎のストライカ―養成プログラム推進の魁となって貰いたい。
それしか釜本の名を不朽のものにできる道はありません。