山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

医者の見立てと本人愁訴

数年前から、季節の変わり目になると腰の裏あたりが痺れるような、痛いような症状が出て、カイロなどで温めるとそのうち忘れるといったことの繰り返し。それが今年は何時までも痛みが残り、おまけに左足膝から下がかなりの痺れ。目視するのにどうも血行が悪いような気がする。
そこで、掛かり付けのS内科クリニック(ここは専ら原因不明の高血圧と糖尿一歩前の手当てをお願いしている)に駆けこんで、痺れを訴えると血流検査をしようとなった。
結果はやはり左足首の血流が良くないとの診断で、特に血管年齢は80代と告げられた。
こうなると前回の前立腺がんの時と同じく、見立ての血行不良から考えられる病を徹底検索する。
そこは素人の浅はかさ、てっきり閉塞性動脈硬化症(PAD)等ではないかと考えた。
Sクリニックの先生は、数字が悪い事は悪いが、まだそこまで行っている訳ではないと説明される。
それ以上にあなたの場合は日常生活の節制・運動が大切だと叱られた。
こちらの痺れをどうこうしようとは云ってくれない。患者の愁訴も人の痛みは100年辛抱できると云う事なのか、データでは懸念すべき数値が出ていない以上、手当の必要有りませんと云う考えか。
そう云えば、さいきんのお医者は脈一つ取ろうとしない。
昔は、脈をとって貰い聴診器を当てて貰うだけで何やら病気も良くなったような気がしたもんだが。
なおも、それではこの痺れの原因は何かと食い下がると、整形外科の診断も必要かもとの返事だ。
整形外科は何処か心当たりの病院を探すとして、この血流に付いてはもう少し詳しく検査したいと申し入れる。そこで明石医療センター血管外来での診断の紹介状・予約となった。
明石医療センターには結局血管と腰椎MRIと2度にわたって診察・撮影を受けたが、血流検査では血管年齢は年相応で心配なく、PADの心配もいらない。もう診察に来なくていいと追い返され、整形外科医にも少し狭い所があるが当面心配は有りませんと診察終了を告げられた。
まあ気になる診断が白と出たせいなのか、気にしなくなった分痺れも軽くなって来たようで、今回の医師の見立てと、患者になってみて自身が感じる愁訴とのずれ・食い違いを実体験することになった。
それにしても、最近のお医者は患者の身体に触れようとしませんな。