山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

ヤルタを越えたか

三日天下の明智光秀本能寺の変以後の無策ぶりも考えられないが、今の菅内閣の無策無能振りも負けず劣らずか。その昔中国利権を巡る抗争の果て無謀な太平洋戦争に汝臣民を道ずれにした無謀内閣が敗戦間際に最悪の判断ミスを犯した。
米英ソの首脳がクリミヤ半島のヤルタに集まり、ドイツの分割統治とソ連の対日参戦の見返りに千島列島の領有を認めるなど戦後の線引きを決めた。
この時、実際には東京にも「ソ連が対日参戦する」との情報がもたらされた。スエーデン駐在武官の小野寺信少将がつかみ、極秘電報を送って来たのだ。少将は直ちに終戦するように重ねて打電してきたが、軍中枢はこれを黙殺し、政府はこともあろうに当のソ連に和平交渉の仲介を依頼した。
この血迷った日本政府の所業にスターリンが舌舐めずりしたことだろう。
その迷走劇の結果、この後日本は2度も原爆を喰らい、ソ連侵攻でさらに多くの命を犠牲にした。
北方領土ソ連に実効支配されたままだ。
胡錦濤中国国家主席オバマ大統領の先日の会談はヤルタを再現する会談になったのではないのかな。
日本の命運を決するデッドラインを既に通り過ぎていると言うのに、日々政争に励む政治屋にこの国を任せている訳には行かない。独裁を企むものには絶好の機会だ。・・・どう転んでも我国の前途に光は見えてこない。