山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

日本の地勢的宿命か

震災難民は34万人。大槌町では町長が行方不明。23000人の内6000人しか安否確認ができていないという。中には、その自治体からの何の連絡もない所さえある。南三陸町10,000人の消息が絶望視されてきた。
M8.8と云えば阪神大震災の180倍。其れが今日になってM9と訂正された。これで360倍。
ここでつくづく思う事は、この国の地勢的宿命だ。極東の島国として忘れ去られていた頃の方がむしろ幸せだったかもしれない。国際の舞台に引っ張り出された途端に、その運命は翻弄され続けてきたと言える。
太平洋戦争後も冷戦の真っさい中、時の宰相中曽根大勲位は日本は米国にとって不沈空母と嘯いた。
そして今回の関東東北大震災はユーラシア大陸の大陸棚にこびりついた日本列島の役割が、この大陸を守るための防波堤であったことだったかと知らしめた。