毎年5月3日は我が母校・明石高等学校音楽部の定期演奏会と決まっている。
近年では、何がなくともこの定演には顔を出し、日頃の無沙汰と一年ぶりの互いの無事を喜び合うのが恒例。定演後はしばし場所を移し、おしゃべりに暇がなかった。
しかし、今年はコロナ災禍のため定演中止が早々に決まり、この楽しみも来年までお預けとなていた。
その定演間近の頃、仲間の中でも特別な同級生4人のうちの一人の女性が4月3日に逝去されたとの電話が入った。
かねがね、がんを患い療養中とは知っていたが、去年の定演不参加をあまり気に留めず、今年は来会と思い込んでいたところに、不意打ちの入電だった。
先年には甲子園ファンファーレ組のトランペットを亡くし、その際も、後で振り返れば、もっと手厚くフォローすべきだったのにとの反省が有りながら、手立てを疎かにしていたことが悔やまれる。
同級生12名のうち、早くに名クラリネットと女性フルートを亡くし、トランペットと、これで4名を亡くしたことになった。
今更ながらに、日頃のケアーを怠った悔いが日毎に増してくる。
十分なお別れが出来なかったこと。心からお詫びして 合掌