山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

県人会が大変だ

県人会が大変だ。といっても吾が神戸高知県人土陽会のことではありません。このブログ、そもそも神戸高知県人土陽会のHP・ゲストブックに龍馬検定IN神戸を開催するに当たり、その経緯をONTIMEに報告すべく書き綴っておりましたところ、HPのお世話をしてくれている野崎パソコン嬢が、独立したブログで書きまくりなさいと、強制疎開して生まれたもの。吾が会は、須藤会長・小島専務理事・島本事務長の高校同級生トリオが、しっかり運営を担い、総会には100人を数える会員が参集し、龍馬IN神戸事業はもう5回を数える。適寿リハビリ病院・公文康名誉会長のバックアップも抜群であります。実に充実した恵まれた県人会活動を行っています。
ところが、最多数の県人会が散在していた大阪の地で、どうやら大きな地殻変動が起こったらしい。今日大阪土佐料理店「みなみ」で開催された、高知県人会・近畿連合会の役員会で、老舗の大阪高知県人会と、7つの近在県人会が合併したとの報告がなされた。
阪高知県人会といえば、上場企業の社長・役員が綺羅星のごとく居流れ、我々は仰ぎ見る存在とばかり思ってきました。最近ではN製鋼の社長が会長職を代々引き継がれ、専務理事も会社の秘書役がされるという不文律がありました。そしてその不文律は永劫揺るぎないものと思い込んでおりましたが、ここに至って、次期社長からは高知人でなくなる事情が判明。かくなれば、現社長退任に伴い、N製鋼からの会へのバックアップは全く期待できないとの事態となる。おまけに、最盛期250人を有した会員数も100人を切つているのが現状。名門大阪高知県人会危うしの状況が出来しているわけです。そのためこの際、近隣の大阪市内の単位県人会との統合を呼びかけたところ、単位県人会もまた、根本からの後継不在事情をかかえていたもんだから堪らない。雪崩を打って一挙7クラブが合併の運びになっちゃった。勢いというのはげに恐ろしい。
ここに至って、県の大阪事務所は、単なる単位県人会の合併とみなし、合併後の人事案を取り繕い、役員会冒頭、役員の了承を求める動議がありましたが、ことは近畿連合会・県人会自体をどうするのかという根源的問題の検証を抜かしての、ビボウ策にしか見えず、この会はじまって以来の議論百出となりました。それぞれの会の実情をお聞きすると、皆さん高齢化と、若手新規会員不足で、会の運営が青息吐息です。しまいにはこの際、近畿連合会から脱会して、初心に戻り慎ましやかな会として生きながらえたいとの申し出も飛び出した。この発言により会場の雰囲気が一変し、真剣に県人会活動の見直しと新たな創造なくしては明日がないことを再認識し、これからどうするかの議論に熱が篭ったことでした。
ことは簡単で、県人会ではなくKENJINKAIを目指せばいいだけのこと。聞かれれば喜んでお話いたしますよ。