山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

龍馬・慎太郎墓前祭の旅・石山寺の紅葉

CIMG0800A.JPGCIMG0880A.JPG






















2年ぶりの坂本龍馬中岡慎太郎墓前祭に参加した。欲張って前日朝早くから京都入りし、西国三十三所のうち、まずは石山寺岩間寺へ納経。とくに石山寺蓮如ゆかりの寺で、その寺容の壮大さには圧倒される。
丁度、源氏物語千年紀IN湖都大津の一環として源氏夢回廊と題し石山寺豊浄澱・紫式部展も開催中。
紫式部源氏物語を書くにあたって、石山寺の一室に七日間篭ってその構想を練ったとされている。入山料と展示場入場券がセットでお得といわれれば、そうするのが人情。お山に入る前に長々と源氏物語に付き合いさせられることになった。田辺聖子氏の源氏が展示してあり、最近は神戸新聞・明石版に「源氏物語」明石の巻を読むと題して京都橘大名誉教授・鈴木紀子さんのエッセイで忍従の人・明石の君を拝読しておりましたので13帖あたりを丹念に呼んでおりましたら、弘子ちゃんが十二単を纏ってみるといいだした。(写真・左)
まあかなりしもぶくれの顔の紫式部が出来上がったが、そのころの美人の基準は長い黒髪と、下膨れ顔であったらしく、辛抱してパチリ。
やっと展示場を抜けだして、参道の階段を登りつめた境内に広がる石山の威容は、おりから射す日光に照らされて輝く紅葉の彩りと相まって、思わず感嘆の声を漏らすほど。本堂は国指定天然記念物の珪灰岩(石山寺珪灰岩)という巨大な岩盤の上に立っている。瀬田川の右岸に位置し琵琶湖からの流水が音を立てて流れる。
納経を済ませ次に訪れたのが岩間寺。雷除観音で有名なこの寺の名物は日本一の大桂と芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」を詠んだと伝わる池があること。といても由緒ある池とは言われるまで気も付かない不勉強。