山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

至福の一日

小学生駅伝の場外コース誘導から、到着順位管理、タイムキーパーにいたるまで、市内高校陸上部の部員たちが、弁当一つでボランテイアーしてくれる。彼らの協力なしではとてものこと、これほど大規模な競技会は開けない。心から感謝。そして彼らのほとんどが、聞いてみると小学生時代この駅伝大会に参加したとの答え。
だてに25年やっていたわけではありません。あらゆる競技の基礎となる走ることの大切さを伝えただけでも値打ちが有るというもんです。

②岡村哲郎トロンボーンリサイタル・西馬健史トランペットを迎えて
駅伝大会の打ち上げが3時からあり、それに引き続いてアスピア・明石市生涯学習センター9Fホールで、表記のコンサートに駆けつける。岡村君は23歳、大久保北中、明石南高校と過ごしたトロンボーン奏者。恩師である山口博之教諭・トロンボーンの影響を受けソリストを目指している一方西馬君は1歳年上で神出中、明石北高校と過ごしたトランペッターだそうな。
両人ともいまが鳴り盛り、新進気鋭の若者だ。そして言わずと知れた、我がアンサンブルコンテスト出身であることは言うまでもない。聴衆の前で、妙なる音楽を奏でることの嬉しさと心地よさと緊張を覚えたに違いない。
演奏そのものを、どうこう言うほど私に確固たる音楽根拠があるわけではない。ただただ伴奏のピアノ奏者も含めて、この明石でかくなる音楽会が開かれるということに感謝感激あるのみ。
岡村君に関しては、5年後の円熟したころにもう一度是非聞いてみたい。曲そのものの大局理解と、音色の磨きあげ、そしてもう一段の響きが加われば。
西馬君に関しては、さてこれからどんなペットを目指すのか、重大な岐路にたっているように感じた。
マルサリスのような軽快自在な方向か、音色に特長をもたせた味のあるペットを目指すのか。
そして案外二人のDUOが聴かせましたね。一人で吹く時より、音の広がりが何倍にも感じられました。
出来れば、このDUOは今後も続けて欲しいものです。

という訳で、この2月28日が至福の一日と申し上げた訳が御分かり願えたことでしょう。
親がなくとも子は育つ。 いい種がまかれれば大輪の花が咲く。
しみじみありがたい一日でありました。
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