山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

二男夫婦からのプレゼント

コッツウォルズ見物だけでも望外の喜びであったのに、翌日早朝からはシュツツトガルトに飛んでのヨーロッパ縦走を計画しているという。実際下見に出かけて現地を確認してあるらしい。
思いがけない大プレゼントに戸惑いながら、ここはありがたくお世話になることにした。
6月25日早朝4時起きでヒースロー空港へ向かう。7時15分の便に搭乗してシュツットガルト空港へ。
かのドーバー海峡を見下ろしながらの1時間15分は窓際に陣取って窓外を覗きぱなし。
近くはナチスドイツ・ヒットラーがこのドーバー海峡を渡るべくカレーの港でどれほど地団駄踏んだことでしょう。
ロケットによるロンドン無差別空襲を経て、今度は逆に連合軍(英米空軍)による戦略爆撃の大編隊が、この海峡を渡って、我々が目指すシュッツトガルトも空爆の標的にしたという歴史があります。
ドイツの有数の工業都市であるシュッツトガルトは軍需産業で栄えたのち、今は自動車産業のメッカとして栄えている。
機上から見下ろす光景は、今は戦争の傷跡を探そうにも見つからない。有名なマジノ線も緑のじゅうたんに覆われているのだろう。実際、フランス・ドイツは農業国であることを実感する。
しかし地上に舞い降りてみると、そこは近代工業都市の顔と、美しいお城を有する歴史都市の二つの顔を持つ街でありました。