山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

再度山・鯰学舎の紅葉①再度山のこと

 東北・湖東と紅葉三昧に明け暮れている様子を察してか、弟が再度山・鯰学舎の片岡師匠から紅葉が見頃だから今夜お出でよと声がかかっているがどうするとのTEL.。
神戸は垂水の舶あきら主催・アジトの面々の付録で御一緒願えるとのことだ。
鯰学舎と言えば風流懐石で有名で最低四人グループからの予約が必要。予てから一度はお邪魔したいと思っていて多分紅葉か桜の頃にはところ合いを図っていたところ。
本当に俺たちも行っていいのと確かめて参加の返事をする。

この時点では、この後の素晴らしい夜紅葉に巡り合おうとは想像もしていない。
肝心の再度山についてさえ定かな知識を持ち合わせていない。確か諏訪山公園のあたりから登山道があるよねぐらいのこと。
そこで早速お勉強を始めた。
再度山には和気清麻呂創建の観音霊場があり後にいまの大龍寺となったこと。
その地名は、弘法大師延暦23年(804)入唐されるとき船旅の無事と学問成就を念じてこの山に参詣。
唐から戻った際、無事帰国出来たことを感謝すべく再び(再度)登山し修行した故事に由来すること。

再度ドライブウエーの急坂・ヘヤピンコーナー31ヶ目を左に入る山道。その1K先が鯰学舎。
このドライブウエーと山道をぶっつけ夜走れと言われれば少々尻込みしたくなる。
けれど、如何なる紅葉が待っているかと思うと引き返す訳にもいかない。
それも三台の先頭をきって深山を分け入って行く。正直林の先に灯を見つけた時は思わずあそこやでと声が出た。