山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

全国の理事長さん・強欲の戒め

 巷には理事長と言う名の下に日頃、殆ど無給状態で骨身を削っている方々がほとんどだが、官製あるいは制度上特権的に設立された営利・非営利の法人の御神輿的役割の理事長殿はどうやら様子が違った。
またまた大阪らしいと言えば大阪らしい有り得ない事件が報じられた。
大阪府民共生活協同組合大阪市)が正規の手続きを経ず、松本一鶯前理事長に約2億5千万円の退職金を支払った。この理事長の給与は月額300万円だと。何という強欲ぶりか。庶民の懐に手を突っ込んで恬として恥じない。
その上、この前理事長は退職金をなお7000万の加算を要求し、非常勤で30年在籍した全国生活協同組合連合会さいたま市)から数千万円の退職金を得ていたことも判明した。
常々腹立たしいのが、かような組織には必ず天皇と称されて君臨するドンが存在する。
その座り続ける裏付けは何かというと、権力という幻想に惑わされた取り巻き・太鼓持ち・巾着どもが、己の利権を守るために、そのようなボスを祭り上げ、組織を停滞腐敗させている。
TVで弁解にこれ勤める松本前理事長の姿を一目見て、なんのオーラも発せられていない、そこら辺に居る只の爺さんが座っているのに、やはりそうかと頷いた。
裸一貫、意地と度胸でのし上がった立志伝的人物がいくら強欲を発揮しようと、それはその人物の自己責任となって、天罰いずれは身に降りかかる。
ところが、今回の理事長退職金事件のように、秘かに多額の金額をポッケナイナイするようなことは、同じような体質の組織法人で全国至るところで起きているに違いない。
会見の前理事長は、なんでこの金額が問題になるんだと言った不服顔で、少々は返そうかとおもっているだと。問題はこのお手盛り・人の金体質で、罪の欠片も感じていない厚顔無恥。断固赦すべからず。
メディの皆さん、早速調査力を発揮して、闇に隠れているこの手の悪行を炙り出すべし。
あるいは、心当たりの元理事長様方、自主的に申告返納されては如何か。
まず、こんな御仁は一人も現れないだろうが。