山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

どこまで暴走NHK

   薩長同盟内容
 一、戦いと相成候時は、すぐさま二千余の兵を急速差登し、只今在京の兵と合し浪華へ      も一千程は差置き、京阪両所相固め候事

一、戦、自然も我が勝利と相成り候気鋒相見え候とき、其節朝廷へ申上げきっと尽力の      次第これあり候との事

一、万一敗色に相成り候とも、一年や半年に決して潰滅致し候と申す事はこれなき事に      付き其間には必ず尽力の次第これあり候との事

一、是なりにて幕兵東帰せし時は、きっと朝廷へ申上げすぐさま冤罪は朝廷より御免に        相成り候都合にきっと尽力との事

一、兵士をも上国の土、橋、会、桑も只今の如き次第にて、勿体なくも朝廷を擁し奉り、       正義を抗し、周旋尽力の道を相遮り候時は、終に決戦に及ぶほかこれなくとの事

一、冤罪も御免の上は、双方とも誠心を以て相合し、皇国の御為に砕身尽力仕り候事は     申すに及ばず、いづれの道にしても、今日より双方皇国の御為め皇威相輝き、御回        復に立ち至り候を目途に誠しを尽くして尽力して致すべくとの事なり
この第6項を以て薩長対等と位置つける龍馬の条件としたところは、頷ける。
但し、この連盟はあくまでも薩摩が長州を助けると言う片務条約となっていることは確かだ。
流石にNHKも歴史上の事実であるこの同盟の約定までは変えられないということか。
確かに会談は龍馬を介して小松帯刀の屋敷で行われたが、薩摩と長州が対面しながらどちらも盟約の内容を言い出しかねて日々を喪い、遅れて京に着いた龍馬がもう盟約が成ったであろうと臨んだ帯刀の屋敷についてみると、まだ両者話し合いを行った形跡もない。それどころか、しびれを切らした桂一行は明日にも引き上げると言う。
その状況を見て取った龍馬は立場の弱い長州のギリギリ追い詰められた状況を知りながら、なお言い出さない西郷の非をこじゃんと責めたのが、締結のキッカケとなった。
其れが証拠に、龍馬の裏書は、盟約成った後に桂から求められたもの。NHKの筋書きで行くとその場で書面とされ裏書きを行った筈だ。
寺田屋のお龍とはすでに夫婦のなかになっていたし、近藤勇が見回り組に愚弄される筈が無い。
許せないのは、なにせ毎回弥太郎の顔を出さないと事がすまないように絡めてくる。
これがかなりの無理筋で、新撰組に弥太郎が捕えられて拷問を受け、龍馬の名前から
薩摩・長州の取り持ちまでゲロッチャウなんて、とんでもない暴走振り。
次週予告から察するに、どうも寺田屋襲撃で弥太郎も共に闘うことになっていそうだ。
でたらめも程々にして下されたく。