山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

金王朝・終わりの始まり

最近TVに登場する論者の内、一番説得力を感じるのがサンデープロジェクトの後番組フロントラインに出て来る藤原帰一東大教授。外交の専門家でもある教授の北朝鮮に対する見方が実に説得力がある。なにせ北朝鮮と云えば顔を出す常連達は相変わらず何が言いたいのか解らない解説でお茶を濁す中、帰一はこれが金王朝の終わりの始まりと言い切った。特に今年に入って行われたデノミ。おまけに旧紙幣と新紙幣との交換上限を25万ウオンとしたためお金の流れが止まり、交換出来なかった旧紙幣は紙くずと化した。そのためあれだけ繁盛していた闇市場もいまや見る影もない。人民はどん底の状況に陥っていて、一体この冬が越せるのかどうか分からない程の困窮。今回の北の砲撃事件も、金一家が何かやっている位の事で、一向に戦意は盛り上がらない。
此処まで人民を叩きのめし、打ちのめしてなお延命を図ろうとする金王朝。ちょうどチャウセスクの末期を観る感じがする。意外と終わりは早い。1年と持たないんじゃないかなと帰一は匂わせた。