山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

託された重大ミッション・中村矗氏から井戸兵庫県知事へのメッセージ伝達

リオでご案内頂いた柳井氏と中村矗氏と別れを惜しむ際、中村氏より突然ポルトガル語で書かれたレポートを手渡され、これを是非井戸兵庫県知事に届けて欲しいとの要請があった。
メンバー男子3人お願いされては良いが知事へ届けるなんてと云った表情を浮かべる。
そこで、我がコネを発揮すべきと気がついて、私が必ずお届けいたしましょうとシャシャリ出た。
友人に知事とマブダチな人物の心当たりがあり、彼を通じて秘書官に届ければ訳は無い。
そこで、ポルトガル語で書かれたレポートの内容をその場で聞きとった。その要旨は下記通り。
何しろ11月18日には井戸知事様がパラナ州兵庫県の友好提携40周年記念式典に出発されるとかで、それまでにこのメッセージをお届けして、現地クリチバで中村氏に確かに受け取った旨伝えて貰えれば我がミッションも成功したと言える。事は、幸い思う通りに進み、無事ブラジルで両者話し合いがあったとか。今日になってそのメッセージの日本語訳が手許に届いた。その内容は私が聞きかじった言葉をまとめた内容とほぼ変わらず、何とか面目を施したところだ。

 井戸兵庫県知事様
急啓 今や、ブラジル「クリチバの奇跡」で世界的名声を博している中村矗(ひとし)氏よりのお願いを預かって参りましたので、謹んで復命いたします。
中村氏は兵庫県立明石高校の後輩で、妻の中・高を通じての同級生です。
前回、兵庫県の招聘で来日した際、歓迎の同窓会を開き、その席上、是非ブラジル訪問団を募ってクリチバにいらっしゃいと云う話になり、今回11月2日から8日まで、クリチバとリオで自ら案内を買って出てくれました。
一行は5人という少人数でしたが、それだけに同級生同心和気藹藹の内にあっという間のブラジル旅行となりました。
その別れに際して、突然中村氏より、井戸知事様に是非直訴してでも、お願いして欲しい旨の書面を預かって参りました。
残念ながら書面はポルトガル語で記してあり、詳しい内容は分かりませんが、中村氏が今までのクリチバ市環境局長・パラナ州環境局長の立場を離れて、もっと彼の故郷である兵庫県とブラジル・パラナ州の絆をより強固にするための方策として、現地で最も必要とされる以下の3件への助言・協力を願ったものとの話です。
明石海峡大橋と同じような地勢での架橋計画があり、その大規模事業に対する兵庫県様の経験と実績に基づく助言―コンサル。
    港湾施設の大規模改修に対する助言―コンサル。
  絶滅危惧種の保護育成の世界的成功例として注目されているコウノトリ事業に基づく
    ブラジル・パラナ州での絶滅危惧種対策への助言―コンサル。

 以上の項目を是非当該部局にお話いただき、指導・助言頂けないかとの切なるお願いです。
知事様には18日にはブラジルの記念式典出席のため出発されるとか。
どうか、現地にてお迎えする中村氏に是非ともお声掛け頂いて、このお願いを確かに受け取ったことと、知事様の御考えをお伝え頂ければ、遥かなるブラジルの地よりの伝言の大役が果たせると云うものです。
 私ごとですが、親父の長姉一家も昭和10年代にブラジルに入植し、5人兄妹が70年以上頑張っております。その一家の消息確認も中村氏の御助力で果たすことが出来ました。
どうか、この使命を果たせたことを彼にお伝え頂ければこれに勝る喜びはありません。

        明石市魚住町清水111−1−802 TEL 078-946-4120
              津野 伸一  拝

                         2010.11.15