山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

アンプティサッカーの衝撃

アンプティサッカーは、1986年に生まれた松葉杖を用いて行うサッカーのことです。
障害を持つ人々のスポーツではありますが、従来のような障害者用スポーツに必要とされた専用の器具を必要としていません。日常の生活で使用している松葉杖で行うため、足に障害を持つ方々にとっては、最も気楽に楽しめるスポーツとして海外では認知度が高まっています。

現在、国際アンプティサッカー協会には18カ国加盟しており、世界大会も既に10回以上開催されています。」
また、ヨーロッパ・アフリカ・南米などでは、プロリーグやジュニアリーグの大会も活発に行われています。
以上は、結成されてまだ半年でアルゼンチンで行われたワールドカップに参加した、日本アンプティサッカー協会の紹介文です。
何気なく見ていたTVの画面に、松葉杖をついた片足のメンバーがコートを走り廻り、ぶつかりあい、頭から転倒しながらも笑顔で立ち上がる姿が有った。
これは一体何だろうともう一度画面を見直した。
何しろ参加資格は、どちらかの足の切断で、おまけにキーパーは両手切断でないといけない。
なんと、ハンデとされている身体状況を逆手にとって、其れが参加資格となっている。
ゴール目指して杖を駆使しての突進は迫力十分。フェイントあり、切り返しも深い。片足から繰り出されるシュートの厳しい事。何だか身体をジーンとした感動が過る。これこそがサッカーの原点では無いのだろうか。これ程喜々としてボールを追いかけている姿を見るのは何時の頃からだろうか。