山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

地震・雷・火事・津波

この震災を機に親父の席は津波に取って代わられた
YOUTUBEで見なおす津波の映像はこれまで見たことも無い波力の強大さを実感させられる。
また、白中これ程実際の巨大津波の生々しい姿が映像に、まじかで撮られたのは初めてだろう。
そしてこの津波こそが全てを押し流し洗い流して日本人の寸前まで浸りきっていたぬるま湯のような社会に痛烈な一撃を見舞った。
この津波は地上の構造物全てを洗い流したばかりでなく、この国がひた隠しにして来た国が抱える矛盾から欺瞞から醜悪な利益構造まで地下から抉りだし押し流し、浮き彫りにした。
特に東電は必要コストに確り利益を上乗せできる現在の電力価格決定の恩恵に浴し、早速処理しても6000億の数字が出て来るほど肥え太った体質と成り果てていて、その緩みは組織全体を蝕み堕落させてしまった。
戦後60年、この震災を第二の敗戦と捉えるならば、此処はこれまで箍を緩めてしまった戦犯を炙り出す。即ち震災パージを敢行するべきだ。
思えば、戦後の戦犯パージによって風通しの良くなった日本社会は若者が活躍出来る環境となり、あの驚異的な復興を可能にした。
震災パージなくしては、今までどうりの利益構造を放置し、利権争いも既得者に有利に持って行かれることになりかねない。
終わってみれば、今までと何ら変わることが無い状態になってしまう。
次の百年河清を待つだけの不毛な未来が待っている。