山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

何でも埋めちゃう共産中国

中国高速鉄道追突事故のその後の当局の対応がいよいよ中国人民の今迄に溜まりに溜まった鬱憤爆薬庫に火をつけそうだ。
事故後38時間での開通と聞いて耳を疑ったその後に、現場では自己原因の検証に欠かせない現状保全どころか、事故車両をユンボで打ち砕いて地中に埋めている場面が配信され絶句。
死者の数も40とか39とか。遺族が対面を求めて当局係員に詰め寄っている姿も見受けた。
こうなれば、一体何人が犠牲となったのかもはっきりしないし、発表される数字も疑わしい。

中国の経済発展の象徴と位置付けられる高速鉄道網は3年の間に8000Kと、日本の新幹線の4倍を建設。その建設ぶりは、各所に消えた利権賄賂による搾取の為オカラ工事と揶揄されるほどの劣悪な工事といわれ、この後もどれ程の故障・事故が起こることか。

おまけに、この事故による政府の対応にたいする人民の批判の盛り上がりは半端ではないものがある。
人民に真実を知らせず、世論を操作し、抑え込んできた体質が、もろに今回の車両埋設の愚挙を国内外に事故現場、衆人環視のもとでやってしまったことで露わになってしまった。

かの天安門事件の頃には、何千人もの学生・市民を戦車で押し潰しておいて、数百人の犠牲者と事態を矮小化して逃げおせた二番煎じを今回も目論んだが、あまりに車両埋設というあからさまな隠蔽行為で馬脚を現したことと、インターネットによる情報の広がりは、当局の懸命の情報操作、介入をもろともせず、世界中に広がって行った。この流れは止めようも無く、もしかするとこれが中国民主化の始まりとなる予感がする。

何でも埋めちゃう中国共産主義の終わりの始まりか。