山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

龍馬街道⑩グラバー邸

グラバー邸は見学者用の駐車場とお土産屋通りに埋もれる坂道の突き当たり。
この時期、グループで走り廻る中高学生の卒業旅行生が何処い行っても湧き出してくるようだ。
なにせ見学者の負担軽減というよりも如何に早く邸内を通過させるかのために、各所長大なエスカレーター、動く歩道が設置されている。
長崎にきてここを訪れない旅人はいない筈。
50年前確かにここに来てるんだけど、三菱館の2階から眺める長崎湾にしてからこんなに美しかったかな。
思い出に浮かぶのは、無理やり親父に修学旅行用に買ってもらったカメラ・コニカⅡBが写した白黒の映像。
このカメラを買う際、忘れもしない井上カメラの本多君に露出計なるものは無いのかと質問。
そんなもの有るわけが無いとの返事にどうも合点がいかなかった。
露出計が登場したのはこの後もう少し時間が掛かった。アイディアで儲けそこなった第1回目だった。

私の龍馬ペンダントを見つけた案内人が天上裏に設けられた隠し部屋に案内してくれる。
この屋根裏部屋に近藤長次郎・伊藤俊介・龍馬が潜んでいたんだ。
グラバーは武器を売る死の商人
アメリ南北戦争が終わってだぶついた銃器を買いたたいて、日本に持ってくれば法外な値段で飛ぶように売れた。
信じられないほどの利益を挙げてこの岡の上から眺める夕日はさぞかし満足のいく美しいものだったに違いない。眼下の庭は客船の船尾を模している。