山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

龍馬街道を行く

龍馬街道後記・戸次川古戦場

龍馬街道と名付けて佐賀関に上陸。その夜の宿を別府温泉にとるべく別府湾岸を走行中、確かこの辺りに我が津野一族最後の津野親忠の悲惨な最期を招いた原因となる戸次川古戦場があるはずと、川を渡るごとに川の名前を確かめた。 結局、新日鉄大分製鉄所が面す…

龍馬街道⑮佐世保・海の幸ー名店ささいずみで舌鼓

長崎では十分龍馬の足跡を辿り、その息遣いまで感じる。丸山の遊郭の街かどで社中の白袴とすれ違った想いだ。おみやげも買いました。さあ帰ろうかとなって、素直に帰れないのが我が夫婦の性と言える。 明石の生んだ4人のJAZZトランぺッターの一人。片岡学師…

龍馬街道⑭亀山社中

坂本龍馬は慶応元年(1865)薩摩藩の援助を受け、長崎の伊良林に日本最初の商社・亀山社中を創設した。 当時この小高い丘一帯を亀山と呼び、亀山焼きの古窯跡もある。 龍馬と社中はこの場所を拠点に、貿易や人脈づくりに奔走。 ブーツを履いた龍馬や社中…

龍馬街道⑬風頭山の龍馬

亀山社中からもう一息入れて上り詰めた先に風頭公園があり、そこに龍馬像が腕組みして佇んでいる。 桂浜の龍馬さんも良いが、風頭山の龍馬さんは実に若々しく、何事か胸に秘め、今にも駆けだしそうな躍動感を覚えて実にお気に入りであります。 像そのものは…

龍馬街道⑫龍馬が参った若宮稲荷神社

龍馬の銅像がある風頭山から中島川東岸に広がる町並みは古くから発展してきた街。 これぞ長崎の坂というより崖に段々に家並みが天を目指す。 亀山社中は頂上近くにあり、出来るだけ徒歩で来館するようにとの案内がある。 麓の駐車場に車を置き手製の案内地図…

龍馬街道⑪長崎奉行所の御白洲

1日長崎は稲佐山中腹のホテル清風で一泊(延774.2K)。 このホテルは先だっての龍馬甲子園の手紙募集のチラシを置いて下すったホテルで、長崎に来たからにはせめて一泊なりともしないと義理が果たせない。 10階の部屋から望む長崎港の眺めの素晴らしさは…

龍馬街道⑩グラバー邸

グラバー邸は見学者用の駐車場とお土産屋通りに埋もれる坂道の突き当たり。 この時期、グループで走り廻る中高学生の卒業旅行生が何処い行っても湧き出してくるようだ。 なにせ見学者の負担軽減というよりも如何に早く邸内を通過させるかのために、各所長大…

龍馬街道⑨長崎駅前・龍馬炎上

やっとのことでJR長崎駅に到着。 駅前の様子を一見しただけで龍馬・龍馬・福山龍馬で埋め尽くされている凄まじさに圧倒される。 おおきな福山龍馬が頭上から『ようきたのう』と出迎えてくれる。龍馬専門の案内所が設けられ、龍馬旅人のあらゆる要求に対応し…

龍馬街道⑧雲仙・普賢岳

島原城を堀端から見上げて、せっかくのことだから雲仙を見て長崎に行くことにした。 雲仙と言えばかの普賢岳噴火・破災流の大難事からはや10余年が経つ。 島原市街をでて直ぐに焼け焦げた山が威容を見せる。 R57を辿ってゆくと、雲仙ロープウエーに通じる…

龍馬街道⑦龍馬島原上陸地点ー海望館の島原料理を頂いて元気百倍。

ふぐの幟がここかしこに立てられて「がんば」と記してある。夕食にもこれガンバですと仲居さんが指を差す。 どう見てもふぐなんだけど、大阪では鉄砲という如く、島原ではがんば=棺桶と称するようで、鉄砲に当たるどころか、棺桶に入るつもりで食せというわ…

龍馬街道⑥島原・相良さん お世話になりました。

熊本外港にはフェリーが2航路あって、予約をしているのはオーシャンアロー号という高速フェリーで島原まで一時間と、九四フェリーの倍早い。 フェリーセンターは干満の影響を受けないように深い岸壁にあって主に地場の特産と島原地方のPRに力が入っていた…

龍馬街道⑤熊本・四時軒

海舟は熊本城を熊城と記している。 去年の九州弾丸ツアーの際に熊本はかなり観てまわったので、今回はスル―のつもりで外港へと急いでいると、左・四時軒(横井小楠宅)4Kとの表示。 4時にはオーシャンアローの乗船受付が始まる。これからだと、駆け足で拝…

龍馬街道④佐賀関・徳応寺

長州藩は攘夷政策のもと、下関海峡を通航する仏・英・瀾の船に砲撃、下関は戦場となる。 英・仏・米・瀾4ヶ国の報復中止の交渉に、勝海舟は龍馬とともに蒸気船長崎丸で佐賀関に上陸。 このことを宿泊した徳応寺の10世住職・東光龍潭が絵入りで紹介してい…

龍馬街道③漁師物語

朝6時に魚住を出発。明石西ICに入った途端に東加古川で事故渋滞。これを通過するのに約一時間かかった。 やっとのことで抜け出した後は順調に車を走らす。 瀬戸大橋を渡り松山道に至れば、とにかく車が少ない。10:30みは石鎚山オアシスで一服。(27…

龍馬街道②佐田岬 2010・6・2

佐田岬からフェリーで佐賀関に渡り、いよいよ海舟・龍馬一行の足跡を辿ることになるんだけど、取りあえずは別府に一泊。 去年松山で食事をしたお店が「三崎漁師物語り」。なんとも不思議なネーミングに驚きながら、その食材の新鮮さと価格の安さだった。 ど…

龍馬街道①2010.6.2

去年は1000円割引と連休を利用して、病み上がりの体に鞭打って福岡・熊本・鹿児島・宮崎と1700Kに渡るツアーを敢行。 今年もこの5月末にて1000円割引が終わるとのことで、5月最終末を期してかねてよりのプラン龍馬街道・佐賀関ー熊本高橋宿ー…