山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

福一・メルトダウン連鎖の真相の戦慄

http://www.dailymotion.com/video/xsbagw_nhkyyyyyy-yyyyyyyyyyyy-20120721_news
NHKスペシャル・災害7月21日放送。福島第一・メルトダウン連鎖の真相は、国会調査の立ち入っていない細部に踏み込み、防げたはずの3号機のメルトダウン・水素爆発と2号機の、実は一番の危機にあった状況を詳しく検証している。
是非見て下さい。NHKアーカイブには当分出ないだろうが。
結論から言えば、日本の原発事故対策そのものが杜撰で、あくまで事故は無いとの神話がベース。
原子炉本体にはかなりの耐震を施しているが、その機器を作動するための、配管にまで考えが及んでいなかった。ために、肝心のSR弁操作のための空気が送れず、ベントが出来なかった2号機は大量の放射性物質を放出と言う事態に追い込まれ、おまけに未だその全容は明らかになっていない。
極めつけは、3号機SR弁操作のための電源が喪われ、たった12Vのバッテリー10個があれば、メルトダウン・水素爆発が防げたものが、現場にバッテリーが給されることはなかった。仕方なく車のバッテリーを寄せ集めて何とかベントを行ったが時期を失していたことは確か。
55K離れた備蓄基地には最終12Vバッテリー1000個が集められたが、あろうことか、このような放射能汚染下必要物資を運ぶ手段が準備されていなかった。
いや、考えられてもいなかった。