山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

龍馬街道⑪長崎奉行所の御白洲

1日長崎は稲佐山中腹のホテル清風で一泊(延774.2K)。
このホテルは先だっての龍馬甲子園の手紙募集のチラシを置いて下すったホテルで、長崎に来たからにはせめて一泊なりともしないと義理が果たせない。
10階の部屋から望む長崎港の眺めの素晴らしさは別途報告済み。巨大客船が波止場もグラバー邸眼前に停泊していたのが、いつの間にか姿を消していた。南米からの豪華客船。先ほどまでの威容がまだ瞼に残る。
おまけにこの港の夜景の素晴らしいことも報告済みですね。
翌朝、ロビーでお土産を買うつもりが、お目当てのカステーラが品切れだ。そこで本店の場所を聞いて買い求めることにする。それほど美味しいと評判のカステーラ。ほんまかいな。・・・後日ほんまだと納得。

前日龍馬案内書で買ったパスポートに従ってまずは長崎奉行所に直行。龍馬伝館がお目当てで龍馬と弥太郎の出迎えを受ける。
もとの長崎奉行所立山役所の広大な跡地に一部が再現され、博物館も併設されている長崎歴史文化博物館
これが意外とよく出来ていて、幕府直轄の地・長崎の行政の中心であった長崎奉行所の歴史的役割が実に克明に展示してあります。
歴代の奉行の事跡から給料明細まで。なにしろ唯一の貿易港・出島を抱える地であればその役得も莫大なものだったことが想像される。遠山の金さんの親父も赴任していた。
ともすれば軽視しがちな幕府側の奉行所のことを殆ど知らなかった私はお白州に引き出されしばし反省の態。