山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

中国という国?

今の中国を清朝末期と酷似しているという評論家によると、地下経済と地方の反乱が清朝の終末を招いたが、現在の中国のそれは、格差の拡大と地方民間の力の増大と言える。
反日デモが連日報道されているが、一方では中国で発生している暴動・過激デモは一日平均500件。年間にして18万件に上る。
今回の反日デモも、毛沢東の顏幕が見られるようになって、中国政府幹部があの文化大革命を思い出し、人民がそちらの方向に再び走り出す勢いを恐れ、鎮静に回ったのが実情でしょう。
今や、中国国内の経済格差は究極の状況で、これを格差という言葉で片づけられない極みを示している。
年間所得1000万元(約1億3000万)以上が100万人を越し、年収2300元(約29,000円)以下の貧困人口が1億2800万人。
その差、実に4300倍。この2層が同じ中国に存在する。といって、すぐさま中国がどうにかなる訳ではない。それを阻止する強大な軍事力を中国共産党が有している間は。
その軍事力は周辺紛争地帯では遺憾なく発揮されていて、特にチベット自治区新疆ウイグル自治区での弾圧の凄まじさは、目を背けるものが有ります。
国境問題で人民の目を逸らしておれる間はそう長くは続かない。抗議行動の中核をなす「90後」とわれる1990年以降に生まれた若者はインターネットを通じて瞬間に抗議行動を起爆させることが出来る。
まさに炉心爆発は突然やって来るに違いない。