山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

思いがけない出来事・弘子ちゃん

昨日は永年お付き合いしてきた婦人サロンの残党婆さんが楽しみにしている歌声の日。明石グリーンホテルに無理を言って10余人でカラオケを借り切っての月一。
弘子ちゃん以外は80歳前後の年輩ばかり。ダンスの会が寄る年波で、肝心の永年ご指導いただいた先生も引退され、いよいよ会も終わりになった時、せめて歌でも歌って集まってはと弘子ちゃんが提案して始まった。
御蔭で、専らカラオケ担当で、毎回歌う暇もなく皆様のれクエスト曲を探すのに一苦労。まあボランテイアも良いとこで、それを厭わないところが不思議だ。
そんな昨日の会で、Iさんが2曲リクエストされ、最初の四季の歌を歌い終えた直後、胸を押さえるようにして倒れこんだ。Iさん、北国の春が入りますよと、弘子ちゃんが声を掛ける面前での光景。
直ぐにホテルの支配人が救急車を手配して、市民病院に搬送されるところまで見届けて、帰宅。 私の顔を見るなり、そのことを訴える。顔色も悪くて、胸の仕えが取れないという。
その夜、会のまとめ役のSさんから電話が有り、やはりそのままの臨終となったとのこと。なんとか連絡先を消防が見つけ、娘さんが駆けつけたそうな。
今の今まで、元気に歌に興じていたグループのメンバーにまさかのハプニング。衝撃を受けないはずがない。
今夕、お通夜の知らせが有って、市立旅立ちの丘へお参りした。聞けば89歳で独り暮らし。導師も何時も元気なIさんが急なことで信じられないとお説教で語られた。
歳には不足が無いものの、そんな年の仲間が沢山いる中で、急な時を覚悟してのお付き合いと、連絡先の確認が必要だと洋食家で食事をしながら問わず語りだ。