山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

ユーロ・フラグメント(空中分解)の危機

経済戦争も世界大戦の様相を呈してきた。力のある国と力の無い国が同じ通貨を持っている、格差を内包したまま、ユーロは固定相場制をやっているのと同じ。
ギリシャキプロススロベニアから、スペイン・イタリアと南欧諸国がお手上げになる中、ドイツの独り勝ちという歪を呈して、その大混乱の挙句、空中分解しかねはいほど、危機度は高まっている。
丁度、クリミア戦争を切っ掛けに第一次世界大戦が起こったように、経済戦争は全欧州を巻き込んで、抜き差しならぬ様相。
これが米・中・日本に重大な影響を及ぼせば、ことはユーロだけの問題では収まらない。
もともと各国が財務主権を持ちながら、同一通貨に統合というユートピア構想が間違いのもと。
早急なこれら南欧諸国のユーロ圏脱退を測らねば、かってない規模の世界恐慌を招くこと必定となる。