山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

カワサキの手前勝手

西明石駅周辺の1000-1500坪をしらみつぶしに調査中、かのファミールハイツ辺りを彷徨。
確か、少し前までカワサキの巨大事務所棟建築反対で盛り上がっていたはずが、一変静かな雰囲気。
このファミールハイツも元はカワサキの敷地で、資金繰りに窮した際売り払ったはず。
その東隣地はカワサキの敷地ながら、西門外の扱いで、前には社宅マンションが林立していた。
そのマンション群を取っ払い、さんざんファミールハイツともめた末、駐車場スペースを間に噛まして、景観眺望保全を図ったんだとか。

ところで、この敷地は用途地域では第一種住居となっており、たぶんファミールハイツもカワサキ社宅跡ではなかったか?
社宅用とあれば工專ではまずい。あるいは用途地域指定なるものが、戦後定められた際には、どう見ても住居用地であった筈。
第一種住居には3000㎡以上の事務所は建てられない。
面積はざっと3000坪の敷地。そして聳え立つ事務所棟はかなりの延床になっている。
そこで、この疑問を市役所担当部署に聴取。
その答え曰く、第一種住居で有りますが、過半用途地域適用で、工専の扱いとなっていますだって。
何しろ、カワサキは何万坪もの敷地を一区画として登記していて、それの隣接地を言うならば、どこをとっても用途過半適用が可能だ。
過去には住居適用を図るため第一種住居と言い立、今工場に取り込むために過半適用・工専と嘯く。
役所もこの勝手な使い分けに何の疑問も感じてはおりません。 いい気なもんだ。