山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

台風が上陸する恐れと心肺停止

この国の報道用語が分からない。
御嶽山遭難者発見時、必ず心肺停止の状態で見つかったと報道。
御嶽山爆発からすでに10日あまり、どう見ても遭難者の死体発見と報じて然るべき。
一報、台風19号はどう見ても日本列島のどこかに上陸は必至。けれど実際に上陸するまでは、あくまで上陸の恐れとのみ報道。
どちらも聞く側には、自体の切迫さ、緊急さ、異常さが薄められて届くような気がしてならない。
東北大震災しかり、阪神大震災然り、御巣鷹山日航機墜落事故然り。決して犠牲者の姿を見せない。
とどのつまりの現実を見せまいとするこの姿勢を、思いやりと取るか、目隠しと取るのか、まことに悩ましい。