山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

案内状小文復刻①

       

    第112回さんようクラッシックコンサート

    昭和34年(1959年)5月9日(土)

    明石デパート4階中集会室 午後6時30分より

    濃くなった緑の丘を、緑の風が吹く

    初夏の力強い光が反射して 澄んだ青空にかえる

    若鮎が ピチ と川面にはねて

    暮れ遠い太陽が山の間で赤い

    やがて刈り取られる麦が急に色付いて見える

    先走りのホタルがもう出る頃かな・・・

    と背伸びをすると盛り上がる力が体から爆発しそうだ

*表現言葉使いなどほじくれば決してよく出来た文とは言えない、しかし

親父の心象風景だけは痛いほど分かるきがする。これは明らかに古里・土佐の新荘川で川遊びの際見上げた空と川面と懐かしい山々を思い出して書いたものに違いない。今絶滅を危惧される日本カワウソと泳ぎ比べをしたが口癖でした。もちろんフリチンで。