
それと、この映画に惹かれる理由として、グレンを中心に登場する他のプレーヤーが当時の超BIGなNAMEの大物ばかりで、その連中が、実際にセッシヨンを繰り広げるから堪らない。たいがいが、その当時・禁酒法の時代、コーヒーカップで密造酒を飲ませるという非合法クラブでのセッションに現れるのが、ルイ・アームストロング、ジーン・クルーパー、ベン・ポラック、フランセス・ラングフオード等、錚々たる連中が腕を競う。グレンのトロンボーン演奏はジョー・ユークルの吹き替えだったらしいが、あとは「モノホン」。そんな眩しいような場面が繰広げられていた。これが、どうやら頭に刷り込まれていったらしい。20年も後に、DIXIELAND・JAZZに足(手ではありません)を染める際、かなりの助けになったと思い返しています。それにしても、主演女優・ジューンアリスンは僕の好みでなかったな。それとTRUNPETのハリー・ジェームスも顔を出していたように覚えているが、もしかしてベニー・グッドマン物語あるいは五つの銅貨の方だったかな。・・・だれか教えてくだされ。