山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

宝物①小6の卒業論文

a46cc057.jpg実は長男には秘密に、彼の小学6年2組卒業論文を大事にもっています。
最初その冊子の表紙に卒業論文とあるのを見て、小学生にしては大げさなとの印象を持ちました。
しかし担任の女先生の発案で、あえて論文と題して、ただ単なる感想文ではなく、なにかテーマを持って考え調べたことをまとめさせたいとの狙いが読み取れた。テーマは「身体障害者について」
実際、その内容は小学生にしては上出来で、その後幾度となく長男には、あの卒論は凄いと言う度に、彼はたまたま調べた文章を写しただけだととぼけるばかり。と聞いても、親馬鹿チャンリンい違いないが、全体の構成、文脈の確かさ、内容の豊かさ、着眼点の的確さなど、どう読んでも、かなりの優れものに思えて、以後黙って秘蔵しております。
それは内心、彼ならこれぐらいのことは書くに違いないという確信があってのこと。
というのも、5-6年時代、たとえば算数で見せたヒラメキの鋭さ。物事の本質を見抜く冷静な観察力等を見て取っていたからです。
我が身が、親父の「トンビが鷹を産むわけがない」ことに気づかず、長男の私を無理な灘高の受検にチャレンジさせたり、なにかに過大な期待を寄せられた苦しい経験をしてきたにも関わらず、自身の長男に、かなりの負担を強いることになった。何事も最初は事情が分からず、暗中模索の状態で、経験するが、二度目からは経験を生かして、要領も心得て事にあたることができる。三兄弟の長男は突撃隊長の役割となり、かなり辛い思いをさせました。あらためて謝ったことはないけれど、心中もう少しの思いやりが足りなかったと反省しています。