山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

明石メイト地下飲食街繁盛す

飲食街の真ん中の島には、GOD永田が苦労して誘致したレストラン・ブーンが入った。このブーンはダイエー総師中内功氏の弟で、同じく神戸商大の先輩にあたる中内力氏が兄貴と袂を分けて設立した飲食店経営のシンエーフーズのチエーン店。ハンバーグをジュウジュウと鉄板に乗せて供してたちまち明石の人気店となり、連日行列のできるお店となりました。
他に、うどんやの親父が見よう見まねで出店した炉端焼き・神鷹も物珍しさから人気を博し、うどんやそっちのけでお酒を売ることのボロサにのめりこんでいった。・・・このうどんやの親父とは後に死闘を繰り広げることになる。
ところで、このダイエー明石店東館は衣料を中心としたファンション館で、JR明石駅側、すなわち北側にメインの入口を設けていた。私の考えは、これらダイエー3棟を地下街で結んで、店内に取り込んだお客を外に逃がさないようにすべきだろうというもの。特に中央・西館の地下食品階は魚棚を上回る集客があった。
もうひとつ、この8階建てのビルで気になっていたのが屋上の利用である。
設計段階で、地下飲食街から屋上まで直通の大型エレベーターが付いていることは先刻承知。親父に是非屋上利用権を確保してくれと、口を酸っぱくして頼んでいた。
地下飲食街入居のうち、建設中仮営業を凌いで頑張ったのは我が喫茶リオ・ブラジルのみであることから、せめて屋上の利用くらいこちらにまわしてもいいだろうと考えた。
うっすらと思っていたのは、たぶんこの屋上からは南に明石海峡・淡路島、北には県立明石公園と錦江城が望める絶好の展望となっているに違いないということだ。きっとビア・ガーデンを開店して、この景色を見ながらジョッキを傾ければ気持が良いに違いないと、この下戸の私でさえ思い浮かべる。