山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

ホーエンツォレルン城

ファンタスチック街道すなわちルート27を南下する眼前に、一段と高い山の頂上におとぎの国のお城が見えてくる。ひたすらこのお城を目指して走るが、なかなかその麓の町にさえ近づけない。
やっとの思いで辿り着いたお城へのシャトルバス乗り場で車を止めてバスに乗車。お城に向かった。
このお城は珍しいことに、カトリックと新教と二つの教会が向かい合ってたてられていました。
新教の教会は博物館風に利用・公開されていましたが、カトリック教会は閉鎖されたまま。なぜなんだろう。
麓に近付くのさえ、あれほど時間がかかったはずで、お城からは360度見渡す限りの平野が広がる。唯一このお城の山が高々と聳え立っているわけだ。
その広がりなど写真をUPしたいのですが、私の不注意から、この帰りのバスで、それまでお城を映していた一本のフイルムとともに、車中にカメラを置き忘れてしまった。
このことに気づいたのは次に向かったロットウエルの街に着いたあたりのことで、ここで一泊して翌日取って返し、バス、城内など尋ねて回ったが、とうとう発見できませんでした。
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のちに少々勉強して知ったことだが、このお城の主たるホーエンツォレルン家こそが、かのプロイセンを中心としたドイツ統一をなし遂げ、ドイツ帝国が誕生する母体となったもので、ビスマルク鉄血宰相のもと第一次世界大戦を戦うが敗北して、ドイツ皇帝ウイルヘルム2世が亡命してドイツ支配に幕を閉じるまで、ホーエンツォレルン家は続いた。