山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

焦土作戦真っ最中

 世の中には知恵者がいるもので、自民の族議員か、高級官僚かは知らないが、こんどの選挙の自民惨敗をとっくに見越し、あろうことか補正予算の乗っ取りにかかった輩が続出だ。
この補正予算からして自民の最後っ屁同様で、今は使いもしない事業をでっち上げ、得体の知れない基金とやらを急遽立ち上げ、そこへ向けて補助金を垂れ流した。もちろんたっぷり還流してくる細工は上々。
マスコミ・メディアに登場する政治屋さんの知恵ではこの悪だくみは出てこない。
その昔の児玉か笹川か、裏で操る黒幕・悪人の存在がプンプンする。
言わば、自民の焦土作戦だ。西郷さんが、江戸城の金蔵を開けて、喜んだのか悲しんだのかは詳しく知らないが、これに慌てた民社連中が、14兆もの補正予算の原則執行停止を宣言した。
何時もなら、補正予算といえど、そうそう執行は急がないはずが、今回に限り、早々と執行振込を済ました省庁が続出。次官とやらが出てきて、予算の執行は新政権の方針に従いますとしたり顔でのたまうが、火事場泥棒よろしく、税金をばらまき振り込んだ張本人はあんただろうが。よくも言えたもんだ。
なんとか公正公平な国の形を整えられないものか。政治屋の無能、役人の省益に走り、ひいては自分の天下り先確保に奔走するあさましさ。
ついには市民の一揆が起こりかねない。役人本人が、この選挙での政権交代の事実を呑み込めていなんじゃありませんか。
ちょいと頭を隠して嵐が過ぎるのを待つつもりなら、今回はそうはいかんざきだ。
龍馬さん、この日本はおんしがゆうがに、洗濯だけではちっともきれいにはならんぞね。
そして、こんな時代ほどファッショが台頭しやすい時はありません。
鳩山氏のハトぽっぽが何時まで気楽におれるやら。だんだん顔が引きつってきたように見えてなりません。