山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

ああ金科玉条・マッカーサー

 連日、政研権交替に伴う政界・官界の右往左往、ついでながら思いがけない政変に戸惑う財界首脳まであわてふためく報道ばかりだ。
だけど、小選挙区制てのは怖いねえ。まるでオセロじゃなかろうか。308議席いやじつは候補者が足りなくなって、2議席を他に譲ったなんて。名古屋?のおばさんが、友達に頼まれて、名前を貸しただけなのに、まさかの当選。
選挙には泣き笑いがつきものだけど、こんなハプニングは小選挙区と風とやらのせいか。
今話題の国家戦略局・管氏がいよいよ財務省を捕まえて本当の政権交代に着手しようとしている様子は、まるで敗戦時のGHQマッカーサーを思わせますね。
官僚の夏ではないけれど、マッカーサーの命令一下、なにごとも戦後民主主義金科玉条として転換されていった当時とイメージが重なる。ことは、あの時のようにまさに世の中が一変するかどうか。そうは易々とは物事は運ばないだろうが。
終戦直後、平和憲法の起草に関わった米人が、60余年経った今になって、日本がかの平和憲法金科玉条として押しいただいていると聞かされて、自分はあの憲法講和条約締結の際変えられたものと思っていたと述懐したという。
改憲は衆参の三分の2以上の賛成を必要とするとの高いバーをマッカーサーかまして行ったが、第9条堅持であれば、現代にマッチするべくの改憲も視野に入れてしかるべきだ。
たとえば、皇室典範にしても、一夫一婦制の下、60年にして男子皇統の足かせ、マッカーサーの残した時限爆弾で今や存亡の危機にあります。
いまだマッカーサーの亡霊に悩まされ続けているとは、つくずく日本人というのは悲しい民族ではありませんか。
そのマッカーサーも朝鮮動乱時、日本を徹底的に武装解除したことを後悔したとか。
あまりの劣勢に原爆を落とせと主張して、さすがに更迭の憂き目に遭っちゃった。
確か後任はリッジウエー中将だったか。・・・おれも古いね。