山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

WEST END BLUES と TIGHT LIKE THIS

 なおJAZZのこと。
何気なくCDを整理中、LOUIS の HOT FIVE と HOT SEVEN のBEST盤を発見した。
メローサウンドと舶アキラワールドに浸った直後、このCDとの出会いは何なのか。
思わず、聴くことに。
全18曲のうち、BASIN STREET、ST.JAMES などは皆様にもお馴染みの曲。
と聴き進むうちに12曲目、突如いやというほど聴いたことのあるトランペットのイントロが鳴り響いた。
そう、あのWEST END BLUES のLOUISお得意のカデンツア。
この段階では、偶然に巡り合ったという程度の感じだったが、18曲目になって、こんどはTIGHT LIKE THISが出てくるに及んで、そのバッキングを聴くに及んで、否でも思い起こされるのが、伊藤隆文のARRによる、  LOUIS MASTER PIECE のこと。
伊藤隆文が日本のルイ・アームストロングと言われた訳が今にして呑み込めた。
といっても、よく聞くとまるっきりのコピーではなく、聴きこんで自分の中で消化しきったうえでのソロワーク。
それゆえ、ルイの雰囲気がそのまま伝わってくるようだ。
とくにWEST END BLUES は先日の神戸JAZZ ストリートの前夜祭、オランダからやってきた3人のサックス奏者がしゃかりきになって吹いていたが、ターヤン(伊藤隆文)のひと吹きには敵わない。
これにあと、DOWN SOUTH が加われば、1PET、2BONE で最初のステージとなった、そごう屋上での全日本デキシーランドフェステイバルでの再現となるんだが。
と言いながら、恐ろしや我が体内にすり込まれた ターヤン節がまたまた疼いてこようとは。