山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

遅かりし三千院




 試合に負けてすごすご帰るのも何だということで、湖西の地から辺りを見回してみると、紅葉の名所・大原三千院が20Kばかりのところ。
G17回4人組にわかれを告げて弘子ちゃんと車を走らす。
この前行ったのは何時頃だったか。
前回も停めた駐車場。道を間違えてぐっと遠回りして、門前商店街を通り抜け三千院へと向かう。
お目当ては宸殿前の紅葉林。その美しさは他の追随を許さないものがあります。
きっとあの美しい紅葉を見れば負け戦の悔しさも少しは和らぐのではとの思いもありました。
しかし、結果すでに時期を過ぎ枯葉が目に映るのみ。落ち葉も既に瑞々しさの欠片もない。
残念に一層拍車を掛けられた心地すらする。
となれば、極楽往生堂の菩薩様に縋る他はありません。

阿弥陀如来様をまん中に、向かって右に観世音菩薩様、左に大勢至菩薩様がおわします。
2躰の菩薩様は有名な大和すわりで居られて、そのお姿は「彼岸の極楽へ引導せんと来迎する阿弥陀如来に随来して往生者を迎えて今まさに彼岸の彼方へ帰らんとするお姿」であるとか。

どれ程、面前に座っていたことか。弘子ちゃんが何時まで座っているのと声を掛けてきた。
特に勢至菩薩様の優しげなお顔に見入っておりました。
立ちあがった時には、気のせいか心軽やかに感じられ、院内名残の紅葉を愛でることにいたしました。
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