山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

新春 なにこれ風景

 なにせ親族一同が集まる機会を捉えては津野なるものの謂れを説くのに忙しい。
今回も甥っこ連を捕まえては「津野の人」高僧、義堂・絶海の凄さを話して聞かせる。
新年会は従兄妹が一堂に会するのがホント久しぶりとあって盛り上がり、話は尽きない。
そんな中、ふと見ると、我が総領孫小学2年が弟の息子に無理やり覚えたての将棋の相手をさせ始めた。
勝負はたちまちのうちに着くだろうと様子をうかがってみるが、おもったより手間がかかっている。
真剣な面持ちで盤上を睨んでいる甥っこを前に、寝転がったり余裕の孫ちゃん。
勿論、孫ちゃんの負けで終わったが、ふと気が付いて写真を撮っておくことに。
孫の相手をしてくれている甥っこは、今回はるばるボストンから帰国中。
自慢じゃないが、我が一家の教育水準の高い中でも、ダントツで、灘中・高、東大医系、院と進んで、今ボストン大学で研究員として研鑽中だ。
会うたびになんの研究をしているのか尋ねるが、すでに我々の理解をはるかに超える領域の話で、さっぱり分からない。しかし常々、私が会うたびに質問している人間の自意識とは何ぞやとの答えが出てきそうな研究であることは分かる。どうして私が私なんだという素朴な疑問に。
主に、人間の嗅覚から脳細胞への伝達の不思議を解き明かすユニークな研究で、ノーベル医学賞も夢ではない。いやきっとそのレベルまで到達すること間違いありません。
そんなお兄さんを相手にしているなど孫ちゃんが知る由もありません。
この写真は20-30年後、ノーベル受賞者の若き日のエピソードとして遺して置かなくっちゃ。
ところで、盤面の展開を観てみると、今日は天才のシナプスの調子があまり良くないようだ。
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