山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

突っ込み龍馬伝①2月14日

 昨日、これまでのNHK龍馬伝を撮っていたビデオを皆消去した。
そもそもが、長崎で出会うことになる龍馬と弥太郎を最初からどう絡めるか見ものと思っていたが、やはりかなりな無理があります。それゆえ、見ている方にストレスが溜まること夥しい。
勿論、これはドラマの世界と大人の対応をすればいいんだが、弥太郎の小汚さも演技のうちとばかりのわざとらしさも相まって、とても冷静には見ておれず、いろんな場面で、「それは無いやろ」とTV画面に突っ込みを入れる毎回です。・・・ほんと疲れる、見終わった時はグッタリだ。
昨日は、あろうことか、河田少龍が龍馬宅に滞在して、親父八平と龍馬の先についてしみじみ話し込む場面。
次には、弥太郎が加尾に嫁になれと告白する。おまけに、小龍が指し示す世界地図に龍馬一同のけぞって驚く。
馬鹿云うな、少なくとも龍馬は種崎・廻船問屋川島猪三郎(通称、ヨーロッパさん)宅にあった万国地図をとっくの昔に見ているはずだ。
まあ、脱藩するまでどんなエピソードで繋ぐか、四苦八苦はよくわかるが、あまり支離滅裂にやられると、それが事実のように独り歩きするのが心配だ。
司馬遼太郎は「竜馬がゆく」の竜をなぜ龍にしないのか尋ねられた時に、この物語はあくまで小説の世界の竜馬で、龍馬を史実どうりに書くつもりもないと説明されたそうな。
けだし、名言なり。
NHKも『竜馬伝』とすれば問題なかったんじゃありませんか。