山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

JBLパラゴン・幻のスピーカー

 ステレオ装置とかが日本で初めてビクターから発売され、まるで神器を扱うようにおし抱いて「さんようステレオコンサート」を何百回と続けたわが身を驚かす椿事が発生。
朝一某神戸元町のマンションデベにプレゼンを終えて、近所のI君を呼び出す。
これから、神戸の新聞総局5社を回るまえの一服。4月18日の龍馬レター大賞選考会と龍馬講演会の広報をお願いしてのこと。
仕事の打ち合わせも大切なことは勿論。別れ際に、JAZZの良い店を案内しますということで、元町通り海文堂前の角を右折。最初の左角にJUST IN TIMEとの看板が有る。
お店の名前は前から知っていて、土日ライブがある。
今日は金曜のお昼、まあ一度覗いて見ることにして、ドアを開ける。コーヒーだけでも良いですかと断って店内に。
そのまえに気になっていたのが、看板にあるJBLの文字。
オーディオ・再生装置はタンノイのジブランのと凝りに凝っていた頃を思い出す。
もしかして、JBLの名機を使っているのかなとの予感。
店内正面を見てビックリ、あの幻の名機PARAGONが鎭座まします。
JBL社が1957年に開発した最初の3ウエー機で、製造台数は1100台未満という希少スピーカーだ。
思わず、真正面の席に腰を下ろし、しばしその威容に見とれる。アンプはと見ると、確り真空管が聳えている。
最初はエラ、そしてマイルスのMY  FUNNY VALENTINE とリクエスト。
ママさんが嫌がらず、付き合って下さる。カウンター右端はどうやらマスターの道楽コーナーになっているらしい。雑多なCDと資料が積み上がっている。そんな様子を見ながら耳は完全にパラゴンにくぎ付けだ。
なんという臨場感だ、音の深みだ。これだけで十分。2ヶ月に一回は東京から通ってくるお客様がいらっしゃるとか、気持は十分分かります。
コーヒーのお代りをお願いしての一時間余り、至福のパラゴン独り占めを堪能した。
5889d731.JPG












12ad2cc6.JPG















SBSH0032_edited.JPG















para30.jpg