山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

亀井騒動・再び廃藩置県か

 サンデープロジェクトの最終回。流石21年の実績か、各党党首が顔を揃えた。
日曜日の朝、日本の事を考えようをコンセプトにして、実際楽しみにしていた頃がありました。
しかし、田原総一郎の寄る年並みと、有名になり過ぎての気使いが迫力を弱め、追及の矛先を鈍らせた。
せめて、最終回だけは往年の姿を見せるかなとの期待があったが、どうやら亀井・管の郵政の2000万・2500万案件の連絡があったかどうかの水かけ論争が盛り上がっただけで終わってしまった。
その中で、郵貯預金限度を2000万と倍額にする処置から、なにかきな臭い物を感じる。
国民の金融資産は1400兆で、今や国債は1000兆に限りなく近づいてきた。
日本の国債に占める海外資本は1パーセントとかで、国債の買取さきは国内に限られる。
となれば、ここは郵貯枠で200兆ぐらいは集めて国債引き受けの余裕を持たせないと、当面計算が付かなくなる。
さてここでこの苦しい状況を解決できる究極の1手あり。
世界史上でも驚きをもって語られる無血革命の一手、廃藩置県であります。
日本国内の300余藩の殿様は幕末それこそ財政難に見舞われており、債務超過も度を過ごして悲惨そのもの。そんな時、大徳政令の姿を変えた廃藩に一斉に飛びついた。
不平士族のごたごたはあったものの、維新のハイライトは実はこの無血廃藩だった。
かくして、この財政逼迫の危機を乗り越える最後の、究極の一手として国債踏み倒ししか考えられなくなってきた。戦時国債を押しつけられて、チャラにされた経緯も思い出す。
さても、日本のTOPが集まっての井戸端会議。なんと夢も希望も語られることが無い。お粗末。