山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

クレージー広瀬参上

 あれは30年前の事。自主公演の第6回グッドタイムジャズコンサート・「トランペットメルヘン」を聴いてくれた中学生が、高校では私が主宰したアンサンブルコンテストの第1回にも出演。その後JAZZの道を歩み、いろいろあって現代に至る。その好漢広瀬はすでに御年42歳。とても年には見えない、すくなくとも15年前と変わらぬご機嫌な姿で現れた。

現況を聴いてみると、2年前から再びラッパに立ち返り、アレンジと演奏活動に徹しているとのことだ。
彼こそは、進駐軍キャンプから始まった日本のJAZZメンの中でも、トランペットといえば、なおん好きで、ぱら酔っていて、目立ちたがり屋という全ての条件を満たしたご機嫌なラッパ野郎の系譜に連なる一人であります。
がそんな酒と女の日々も、気が付けば40代。行き着く先が見えてきたのか、もう一度音楽を勉強し直して、志したJAZZの世界に何らかの足跡を遺したいと思うようになったわけだ。
名刺にはYOIDOREFLUGELとあって、その上2007に結成したしたバンドが BRASS Le Doiyo (レ ドイヨ)即ち酔いどれとはまあ徹底しているわ。

持参のDVDを見ながらブログをUPしているんだが、画面のクレージーは暇があると、缶ビールをグビグビ。
淡路は五色浜の野外ステージで、譜面も飛ぼうかと云う強風の中、4ペット、3ボーン、フルート、バリサクとリズム隊という編成。
ムーンライトセレナードの演奏。チャイナ風の歌うトランペット君が、ムーンライトを豪快に歌い飛ばす。
ちょっと待ってくれ。これじゃあグレンミラーが化けてでるぞ。
最初は迫力満点のラッパの鳴りで誤魔化している部分が、曲を重ねるにつれ見えてくる。
演奏が粗すぎる。バッキングのコードも凝っているし、一体このバラバラ感は何なんだろう。
大合奏ユ二ゾン・リフだけではすぐ飽きられる。小粋なJAZZのエスプリも身に着けてほしいもんだ。

おや、アンコールの曲スターダストが一番聴かせたね。
この曲想で良いんだけど。

追白・・TOSSYからのメール。まず年齢は42歳。(聴きちがえて済みません。早速訂正。)
それからムーンライトセレネードはブラスロックバンド「シカゴ」の流行バージョンのコピーだそうです。 
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