山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

明石海峡大橋愚考

 四国と本州に架かる3本の大橋。この取り扱いが最初から間違っているように思えてならない。
今回1000円割引が5月末で終わり、普通車2000円上限となるらしい。
そして、明石海峡大橋も普通車3000円くらいになって、明石フェリーとのバランスをとるとのことだ。
これに対し、徳島の知事さんが四国を切り捨てるのかと抗議の声を挙げている。
知事さんのこの声も一部真実を衝いている。
昔、大蔵省の昭和の三大バカ査定と言われたのが、戦艦大和・伊勢湾干拓青函トンネルで、大和はともかく、伊勢湾干拓青函トンネルも今にして、よくぞ御国がやってくれたことよと思えます。
とても、民間資本の損得の埒内では手も足も出ない事業である。国だからこそ出来た訳。
そして平成の今、民活のくそのと言い周り、受益者負担の名のもとに、公団・一見民営会社をでっちあげての大橋・関空作り。
国に絶対必要なインフラ整備なら、大胆に予算査定をして国がやるべきで、この3大橋でもって、日本の国土軸が陸続き同様となったのであれば、例えば高速道部分は有料にしても良いが、架橋部分は絶対に無料にするべき。
国防上を考えれば、そのうち一本は、トンネルにするべきだったし、今後計画される紀淡海峡はトンネルで繋ぐべし。
何故なら、ほんの少しの爆薬を仕掛けられただけで、簡単に3本の橋が使用不可能となるなどは自明のこと。
この議論が忘れられているところが、日本人が平和ボケと言われる所以なり。
代替輸送手段として残して置かなければならないフェリーが立ち行くように補助をして、存立を図るなどは国家戦略のいろはであろうに。
国債が1000兆に近づき我が国は第三次世界経済戦争の敗戦国となるは必定。
昭和の終戦(敗戦とは云わなかった)後をかろうじて知る我々は、経済的焼け跡再現もそう怖くはありません。むしろ今度こそ上手く立ち回ってやろうぐらいのこと。戦国乱世にこそチャンスがあるてなもんだ。
しかし、戒めとして、普天間辺野古の基地騒動でいやと言うほど感じる、未だ「ギブミーチョコート」体質だけはもうそろそろ脱ぎ捨ててみないかな。