山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

ワールドカップ・オランダ戦直前

 4年に一度のワールドカップ。サッカー人間としては徒や疎かに出来ないのは当然ながら、後何回ワールドカップを見られるか考えると、日本に拘わらず一戦一戦が大事に思われてTVに観入ってしまうのも仕方がない。
この時期、ドップリワールドカップ漬けも致しかたなし。
直前予想としては2-0での敗北。もしかして3-1となるかもしれない。
イングランド・フランス・ドイツなど番狂わせが続出しているが、これがオランダへの警告となり、いっそう攻勢を強めるに違いない。

参考に日経・阿刀田記者の『かく戦う・オランダ戦』を拝読。
記事によればファンベルシーがすごいと言っても、足が3本有るわけではないと慰めの言葉。
とんでもない2本足の筈が4本にも5本にも感じるぐらいのテクが有るから手に負えない。
「守備陣は各人の対策を講じるよりも縦の楔を断ち、中央部をセメントで固めるようにして、靴一足分のスペースも与えない」事が肝心とのたまうが、各人の対策の総和がチームのプレーなんだからmこの言葉の意味が分からない。どだいサッカーでゾーンをセメントで固めて護るような戦法が取れるはずもない。ボールはそんなぺトン塹壕を軽々越えて行くのだから。
挙句の果て、オランダが2点も入れれば手心を加えて来るだろうと希望を託すが、ワールドカップでの2点差はほぼ絶対で、手心を加えるんじゃなくて、一次リーグの戦略として無理をして怪我人を出さないようにしているだけのこと。その時点で手心を加えてもらってどうする。
究極は、岡崎・矢野をゴールハンターでなくボールハンターになれとの忠言。なんと御両人には両手に楯を持って突進せよだって。捨て身の後のチャンスも有ろうとの言葉ながら、身の捨て方もいろいろあるんですよ。
いくらゴールゾーンでもシュートをしないでパスをしてしまう世界でも珍しいFWしか棲息しない日本と雖もこの言葉だけは云ってはならない。
それもこれも「どんな形でもゴールが欲しい」本心を語るが、ゴールにどんな形もこんな形も有ったもんじゃあなくて、あらゆるゴールが美しいことを知らない言い草に思える。 かくして、もう一度叫ぶ、黙れ阿刀田寛。