山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

ぶつ飛び ブラス・レドイヨ

 別れがあれば出会いもある。
我がJAZZ人生の師匠たる伊藤隆文をなくしたその夜。
何かの巡り合わせのように、中学生の頃コンサート「トランペット・メルヘン」で伊藤隆文他4人の明石が生んだ名トランぺッターの演奏に魅せられてJAZZ界へ身を投じたクレイジー広瀬率いるブラス・レドイヨのライブを聴いた。
ほんと久方ぶりに元気な広瀬君に出会って、KAZUさんも巻き込んで龍馬甲子園のお手伝いをお願いした。
その際、ブラス・レドイヨの存在を知り、明石に誕生したライブハウス・ポチでの公演を楽しみにしていた。

端からブラスがぶっ飛ぶ。ラッパはこうでなくっちゃ。
最初に聞かされたDVD・淡路公演分から言えば相当アンサンブルがよくなっている。練習を重ねた証拠だ。
バンドはまるっきりの広瀬サウンド。またソロもクレイジー。朗々さに多少不満もあるが、指の縺れは飲みたらないゆえだろう。ここぞと言うところで外してくれるお約束。
彼のアレンジ・サウンドはなかなかのもの。集中からの広がり。得意満面のこれでどうだと言わんばかり。
軽快と重厚が豪快にない混ざる。
欲を言えばパーカッションの充実。そしてボーンの特性を生かしたアレンジ。グリッサンドとハーモニー。
スペインをもっと磨いて。
意外と、クレイジーのオリジナルがお勧め。中崎海岸とアントニオ。
メロディーラインは何処かポンニチぽくってお気に入りだ。この線でも売り出せる。
ところで大変なのはフルートのKAZUさんだね。
彼女一人でラッパ8人を引き受けている。その上MCまで。
フルートも良い。むしろ一番のノリを感じた。
どうかこのブラスの輝きをなくさないで下さい。この響きをもっと磨きあげてく下さい。

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