山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

喝とハレルヤ

CIMG6597A.jpg 朝から雨模様。ターヤンの死を悼む涙雨なのか。
明石・大蔵谷の式場。ここは葬祭場という迷惑設備が嫌われる中、町内会から町内の高齢化を見据えて、小規模で良いから是非式場を作って欲しいと言う要請で出来上がった稀有の葬祭場。
そんなこじんまりとした会場に駆けつける人々の手にはそれぞれの楽器が確りと握りしめられている。
会場内では約20人ばかりが頭を寄せ合って演奏の打ち合わせ。
ターヤンが関わって来た アンバサダー・ビッグディッパー・ボサリオ・花園ファミリーのバンドの面々の殆どが勢揃い。どのバンドにもターヤンの欠かせないリズムセクションとして共にしてきたドラムの田中千秋さんの御苦労があったんだ。

式は粛々と哀惜の情溢れる中で執り行われた。
メンバーはそれぞれの楽器を胸に着席。
町内の大蔵院は臨済宗南禅寺派の禅寺。導師の『喝』の一声が館内に響き渡る。
そしてお別れ の時。
誰が合図した訳でもないのに、横一列となった一団から「追憶」の演奏が始まる。
お別れのお花を添えるのも楽器を吹きながら。
涙で曇る中、精一杯のお別れの演奏が続いていった。
その音色は絶えることなく、会館一階での旅立ちまで流れ続けた。
勿論最後の曲は「聖者の行進」となった。
私も曲に合わせて大きな声を張り上げて歌っていた。そしてお別れの時思わず「ハレルヤ」と叫んでおりました。
ASANY001A.jpg
























CIMG6605A.jpg
















CIMG6602A.jpg














56bdae89.jpg















SANY0007A.jpg













ボサリオ一座OB会 2004.4.13

ddbdfafb.jpg