山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

中岡慎太郎は龍馬を何と呼んだのか

もうかれこれ3年も前のことになろうか。大胆にも、分を弁えず、日本で最初の人物検定として、龍馬検定として、功名心に先走り、龍馬検定・神戸編をやっちゃいました。
何せ、まずは100問の問題を造ることから始めないといけない。それには参考にするべき例題がある訳ではない。何しろ日本初の龍馬検定なんだから。てなことで、まず神戸在住の龍馬研究第一人者であり龍馬さんの血を引く貴重な存在として知られる土居晴夫先生に教えを請うことにした。
実はこれが正解で、土居晴夫先生監修の龍馬検定とあれば、何かとうるさい龍馬関連者のどなたも、誰ひとりも注文を付ける方は居なかった。
勿論、走りながら、勉強しながら、作成した98問の内容及び裏付けは、先生宅近くの喫茶店で、何時間も懸けてご指導頂いたのだから監修のタイトルに嘘はありません。
そんな問題作成の内、先生オリジナルな提案が2問あったと記憶しています。
そのうち1問はどれだったか思い出せないでいるが、印象に残っている1問がタイトルの慎太郎は龍馬を如何呼んでいたかという出題。
これには前提があって、中岡と龍馬が最初に出会った頃、中岡が龍馬の事を聞き知った上でどう呼んだかという設問となる。

問38 慎太郎は「日記」の中で龍馬のことをなんと呼んでいますか。当てはまるのは次のどれですか。
  ①坂本君  ②才谷君  ③海軍生  ④龍馬君

龍馬さんは最後に中岡兄と呼んで事切れた。何故中岡が刀を隣室に置いていたのか。また龍馬さんも刀をかなり離れた所に置いていたのか。両者の幕末論が全く対立したものであった以上、二人が談じる上で、激更のあまり切り合いにもなりかねないとの配慮からだったのか。

  正解は ③海軍生 ・・・航海術を習っているもの好きな書生位の認識。