山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

自衛隊は軍隊でなかった

原発復旧の任務を担う自衛隊災害派遣先の駐屯地から自衛官がトラックを盗んで逃亡を図った。目に見えない放射能が怖かったとのことだ。
これって、敵前逃亡ということなんでしょうね。旧軍ならたちまち営倉に放り込まれて軍事裁判にかけられ重罰に処せられる。戦場でこれをやったら味方に射殺されても文句は言えない。
ところが、記事の続きを読むと、この自衛官は窃盗罪で逮捕され、自衛隊はこの自衛官を即日懲戒解雇にしたとある。
従軍中の兵が軍規違反を犯せば軍隊の軍事裁判で裁かれるべきで、やすやす現地警察に引き渡して、首を切ってそれで良しとするこの軟弱さは何なんだろう。
戦後60年兵を養った挙句がこれではあほらしくて言葉も出ない。外人部隊・アフリカの傭兵でさえもっと厳しい軍規に縛られている。
それが懲戒解雇だって。これではとても日本の自衛官は最前線に立てたもんじゃありません。10万の派遣がたった一人のお粗末で無に帰した。
かくして、政府が散々言ってきた自衛隊は軍隊ではありませんということが期せずして証明されたということか。