山陽立地・つれづれDEEP

10年にわたって書き散らかした事々を、この際一か所にまとめた

迫りくる現実何故隠す

東北地方太平洋沖地震。これは大震災発生当時NHKがこの震災に付けた名称である。この名称は他にも2−3有ったような気がするが、最終「東日本大震災」に統一されて行く。そんな中、NHKだけはかなりの期間東北地方太平洋沖地震の名前を使い続けた。それが3週間目くらいだったか、突然東日本大震災に変更して報道を始めた。なんの訂正告知も無く。

このいい加減さは何なんだろう。たかが名称と云って欲しくない。発する言葉に責任を持ってくれと言いたいのだ。
例えば台風の進路予想でも、「このあと本土上陸すると思われる」とぬかすがどう見ても上陸間違いない予想図。どうして本土上陸に備えて下さいと言えないのか。

是と同じことが福島原発の現場で起こっている。
20Kの警戒地域に対する立ち入り禁止を告げる政府は如何して、次に来る厳しい現実を地域住民に伝えようとしないのか。
原発災害の最高レベル7が宣告されたと言う事は、次に来るのはチェルノブイリの際と同じく20K地域の何十年にもわたる完全封鎖であるのは間違いない。それを今しばらく辛抱していれば帰宅定住出来るとの住民の儚い希望を打ち砕くのは忍びないのか、この事実を未だ告げようとはしない。
風評被害の賠償とか避難民への一時金100万円支給とかの話しはあるが、20K圏の全ての私有地を政府が買い上げてこれを半永久封鎖するという現実にどう対処するか、誰も何も語ろうとはしない。
何故隠す。早く白状すれば楽になれるぞ。